1024280824_157.jpgのサムネール画像

パウロ・コエーリョのアルケミストという小説を買いました。 

ここ最近日本の小説を立て続けに読んでいたので、なんだか違う雰囲気のが読みたくて日曜日池袋のリブロで購入。 
外人作家、平積み、表紙の絵がなんだか良い感じという理由でチョイスしました。 
...本当は帰りの電車で読む本が無かっただけなんですが。 


200ページも無い薄い本。今68ページ目にいるんですが、 
お、面白い......。 
こんな気分になるのは久しぶりな気がします。 

ストーリーは簡単に言えば羊飼いの少年が宝物を探しにピラミッドまで行く、というお話。 
とてもシンプルな話なんだけど、とても深い物語だと思います。 

で、これ単刀直入に言うと、とてもスピリチュアルな本だと思います。 
運命、神、人生、幸せ、導き...そんな言葉が何回も用いられてる。 
そういうものからはことごとく自分の身を遠ざけてきた僕ですが、こいつは悪くないです。むしろすごく面白い。この面白さは小さいとき母親に読み聞かせてもらっていた絵本と同じようなものだと思いました。 
絵本には神話や伝説を元にした話がいっぱいあるからでしょうかね。 

とにかく、どうすることもできない大きな力の前であっても、 
やってみよう!見てみよう!と素直に自分の運命に従い人生を探して行く主人公の少年の姿がとってもキラキラしていて感動します。 

そして、うすっぺらーいけどこの本を読んで(途中ですが)忘れてた何かを思い出しました。 
逆に言えば、忘れてた何かを思い出す作品こそ素晴らしい芸術なんじゃないでしょうか?(本、映画、絵、音楽等) 
僕の尊敬するロシアの映画監督は「自分の生きてきた時間、記憶が芸術にむすびつく」とそんなことを言ってた気がするなあ。 

小さい頃恐れいてた何か。 
例えばおばけだったり、悪夢だったり、ベッドの明かりを消したあとの部屋の隅の闇だったり、おばあちゃん家の天井のしみだったり。 
それとは反対に初めてオレンジジュースを飲んだとき、あったかい部屋に西日が差してウトウトしたとき、猫の毛の触感、体育館の匂い、笑ったこと泣いたこと。 
そういう子どもの頃の記憶を無意識に呼び起こすことができるのが芸術のすごいところだと思います。 
先のロシアの監督はこうも言っています。 
「生きていく中で主観は変わる。だが、子どもの頃の感動は変わらない」と。 
素晴らしい作品には全てこの要素があるのではないでしょうか。 
あくまでも僕はうっすら「そうかもしれない」と思ってます。 


とにかく、感動できる本なんかに出会うとなんでもっと早く読まなかったんだ...と後悔しがちですが、これも何かのご縁というかタイミングなんだろうなと最近は少し素直になった気がします。 

限られた一生の中で触れることのできる範囲はとても狭いものだと強く感じます。 
だからこそ素直に感動したいと思います。 

そして今......素直に眠い! 
おやすみなさい。

Leave a Comment

yutosuzuki
I like cheese.